日常健康チェック

うつ病

「うつ病」とは?

なにかに失敗したり、つらい思いをした時のストレスでひどく食欲が落ちたり、気が沈んだり、思いが乱れることがあります。もっとひどい時には、仕事をするのもいやになり、不眠、激しい頭痛やむな苦しさ、吐きけなどをもようす事すらあります。 これらは単純な憂鬱な状態であり、普通の方ならチョットした気分転換で、もとの普通の生活に十分戻ることが出来ます。この程度の「うつ状態」は誰でも経験あるものです。「うつ病」はストレスにさらされれば、誰でも発病の可能性があるといわれます。いってみれば誰でもがかかる「風邪引き」見たいなものといわれます。本当の「うつ病」はこれらの状態と比べてどこが違うのでしょう。
「うつ病」は前に述べたいわば「うつ状態」の程度がもっと強く現れ、精神的な面ばかりでなく、肉体的にもいろんな不調が現れます。「うつ病」の発病は原因らしきものはほとんどありません。「うつ状態」からそのまま「うつ病」に移行してしまった人もいます。また生活の改善により「うつ状態」より抜け出られた人も大勢います。「うつ病」はいったん起ると、完全に回復するまでには、少なくとも数週間、多くは数ヶ月を要します。なかには稀にそのままな治らない方もいます。日常よく起る気分の沈んだ状態は、一見「うつ病」によく似ています。そのためにかえって「うつ病」に対する誤解や、取扱いの誤りが生じやすいので、周りの人は十分注意する必要があります。
「うつ病」は老年期に多い「心の病」でもありすから、この病気に苦しむ老人が大勢います。愚痴っぽい、忘れやすい、暗い感じ、動作が鈍いなど「としよりの特性」として、周りから見過されてしまう危険があります。家族や周りの方たちの暖かい気遣いが非常に大事なのです。

「うつ病」は心の病

うつ病の自己診断法はありますが、その前に気分が沈む、食欲がない、不眠状態だ、いらいらする、やる気が出ないなど自分の周りに何か原因はないか思い出してください?  運動が足りない、なにか自分は不治の病気になったのではないか?ボケが始まったのではないか?など、など…
「うつ病」は心の病ですから、まずは、前向きな姿勢で気持のおおらかさを保ち、規則正しい生活・食事、適度な運動、趣味に興じるなどでストレスを排除する姿勢を持ち続ける事が大事でしょう。

「うつ病」の治療は?

将来には希望がまったく持てないばかりか、過去の自分の小さな行為に大きな罪悪感を持つような「うつ病」の絶望感はとても辛いものです。「うつ状態」は一年以上も続くこともあるということです。「体や心の不調」が続き「うつの症状」をご自分で自覚したり、家族や周りから指摘されるようでしたら、出来るだけ速やかに総合病院の「神経内科」などで診て貰いましょう。とにかく早期発見が大切です。

「うつ病」は治る病気です。

治療は比較的簡単です。くすりを中心とした治療で、8割以上の人が2~3週間で快方に向かいます。適切な治療をすれば「うつ病」は大した病気ではないと言われます。ただ、「うつ病」の半分以上の人が治療を受けていないことが問題です。
    その理由としては、「うつ病」になりやすい人は真面目で責任感の強い人が多く、自分の問題は自分で解決しようとしたり、周りの人も、心の問題は医療の対象ではないなどと考えがちだからといわれます。  治療が遅れたり、全く治療されないというようなことは避けたいものです。

その他に必要なことは

本人に強い励ましや叱責をしないこと、愚痴や嘆きはおだやかに聞き流し、治療によって治る病気であることを、くり返し保証することです。

この病気の治療は、再発の予防がもっとも大事といわれます。長期間にわたる薬物治療となりますので、「服薬」にあたっては医師、薬剤師の指示を十分守ってください。