日常健康チェック

腰痛病

人類は二本足で立つことを手に入れた代りに、腰痛という厄介なものを抱え込んでしまいました。
特に忙しく、便利になったとは言え複雑化した現代社会において、確実に腰痛持ちが増えているといいます。
仕事中、運動中、休み中、レクレーション中など、腰痛を引き起す要因がたくさんあります。
更に加齢、個人の生活習慣、社会生活において、体の使い方や休め方にさまざまな違いががあるからだと考えられます。

腰痛の原因は?

「骨格」「筋肉」「血行」異常が三大原因といわれます。

  1. youtu01骨や筋肉によるもの
    腰痛の原因のほとんどが、不自然な姿勢や動作などで腰に負担がかかり、骨や筋肉に何らかの問題があって起るといいます。
  2. 内臓の疾患によるもの
    内臓や婦人科の疾患の症状として起る腰痛
  3. 血液の流れが悪くなった場合
    血液の循環が悪くなれば、体に「こり」が生じ、筋肉の低下を招きます。
  4. そのほかに、加齢、ストレスによるものや、いろいろな型が複合的に重なり合って起ります。

 

病名としては何がある?

  1. 変形性脊椎症: 高齢になると長年の習慣で骨が変形することがある。例えば前屈みの姿勢が多い仕事の人や思い荷物をよく持つ人は、背中が曲ったり、片方の手を多く使うひとはそちらのほうへ体が曲ったりする。これが、中高年の腰痛の原因です。
  2. 腰椎分離症: 骨がまだ出来あがっていない若い時期に、過激な運動が背骨の骨折原因となることがあり、腰椎分離症を引き起こしやすい。若年時代の過激な運動で痛めた腰の痛みは、成長しても残りやすい。
  3. 椎間板ヘルニア: 重い荷物を長い間持ったり、一定の姿勢を長時間とっていると骨がゆがんだりして次第に椎間板が圧迫され、ひしゃげたサンドウィッチの中身のように飛びだしてくる。それが神経に触れると痛みだけでなく、足のしびれなども起す。背骨のなかでも頚椎と腰椎で起ることが多いといいます。

腰痛にならないためには?

腰痛の原因は、自分でも気付かない生活習慣にあることが多いので、毎日のちょっとした動きや姿勢が腰に負担をかけていないかよくチェックしましょう

腰のために気をつけたい生活習慣:5つのポイント

  1. 腰の角度
  2. 左右のバランス
  3. 長時間の同じ姿勢
  4. 無理な姿勢
  5. 寝る時の姿勢

腰痛の予防には、背筋や腹筋を強くして、よい姿勢を保つよう心掛けてください。さらに、腰の周りの筋肉を強くして、疲れにくい腰にすることが大切です。
腹筋強化運動、骨盤傾斜運動、下部背筋伸長運動などがあります。

どんな治療をするの?

何事にも、予防が重要であることは当然ですが、急性期はまずは安静が大事です。 膀胱障害などがある場合や、強い麻痺症状、絶えがたい痛みがある場合、入院手術の適応となる場合があります。
通常の生活が出来るような軽い急性期、慢性期には理学療法(牽引療法など)をしながら、局所注射、内服、湿布などの保存療法が主体となります。
内服薬は鎮痛薬が主体となりますが、急性期には冷シップ、慢性期は温シップ、時に塗布剤(ぬり薬)などが処方されます。
鎮痛剤は、胃炎・胃潰瘍を憎悪させたり、発生させたりすることがあります。更にシップ剤、塗布剤は皮膚アレルギーなどを引き起すことがありますので、医師、薬剤師の指導、注意を必ず守って下さい。