日常健康チェック
目の病気
「眼は心の鏡」 「眼は口ほどに物を云う」 「目は自ら見るに短なり」 など、目にかかわる諺がたくさんあります。
目は私たちの体の中でそれこそ目に見えない重要な役目を果しています。
最近は、毎日オフィスでパソコンやワープロとにらめっこするサラリーマンの姿が非常に増えました。 また、何処へいっても事務処理や会計処理でレジや計算機とにらめっこする姿や、乗物のなかで携帯電話の小さなボタンを必死で押している若者の姿をよく目にします。 時代そのものが、細かなものを見たり、使ったりの流れの中にあるといえましょう。そして、私たちの目は、わずか数十年の間に出来るだけ細かいものを見ることを要求されるようになってきました。
目が疲れたら、 「遠くの方を見ると良い。」 「緑のものを見ると良い。」 といわれるものの、窓の外は隣のビルの壁だったりして…だから、結局視力が落ちるような病気の原因は、近視や遠視でなく、また、流行性や外傷でもなければ、主に老化と良くない生活習慣が原因であるという。
「歳のせいで、どうしようもない」と考える前に生活習慣を改善する余地があるならばそれをまず、見直しましょう。
良くない生活習慣が、眼病だけでなく他の生活習慣病の引きがねともなり、あなたの老化を一層早めることにもなりかねません。
眼病の原因はどんなもの?
- 眼の酷使
無理な眼の酷使は、すべての眼病の原因。眼精疲労など - 糖尿病
永い糖尿病の経過が、血管の老化を早める。特に眼底から - 紫外線
紫外線が細胞にあたると活性酸素が発生し、老化が進みやすい - ストレス
体も眼も緊張し、疲労が蓄積。 … ドライアイ - タバコ
煙が眼に入り障害を起す。体の老化も早める。 … ドライアイ - 食生活
ビタミンA,B群、C,E,たんぱく質の不足やバランスの悪い食事 … 夜盲症など
※ これらのことを注意することにより、発病を遅らせたり防ぐことが可能です。
<ドライアイとは>
疲れ目の原因の一つと考えられるのが目の乾き、つまりドライアイです。
目の表面は常に涙液(ルイエキ・涙)で覆われていて、表面の保護や、栄養分・酸素の供給、ゴミ・細菌の侵入を防いでいます。
ストレスなどで、この涙液が乾いてくると角膜の上にドライスポットという穴があき、通常はそこをすぐ涙液がおおい、やがては穴がふさがりますが、ある一定以上に涙液が減りつづけると穴は開いたままとなり、角膜が露出します。病気がここまで進行すると非常に治りにくいので、早めに眼科医の診察を受けることをお勧めします。
予防としては、ストレス、過労やタバコの煙を避けることが重要ですが、長時間パソコンやワープロ、テレビなどを見た時は目薬を使用するのも予防策の一つです。
薬局で薬剤師に相談して下さい。