日常健康チェック

熱中症

熱中症対策を!!

今年は猛暑が続いて、脱水症状が原因で病院に担ぎ込まれるケースが相次いでいる。
水は体や健康にどんな影響を与えているか、熱中症を防ぐためにはどうしたらよいでしょうか?

水と体の関係は?

体から出て行く水の中で最も多いのは尿や便として排泄される水分です。 1日に1.5リットル程と言われます。他に無意識のうちに失われていく「不感蒸泄」があります。肺からの息の中や体温を保つために皮膚の汗腺から失われる、 「不感蒸泄」は1日1リットルになり、体全体からは1日に通常約2.5リットルの水分が排出されていることになります。

入ってくる水分は?

1日3回の食事(ごはんやおかず)で約700mlの水分が補われ、他に体の中で栄養素が燃える時に出る水分を「代謝水」といい、この水分は1日約300mlにもなります つまり「食事」と「代謝水」で1日1リットルの水分を補っていることになります。

補う水分量は?

差し引き1日1.5リットルの水を飲めばちょうど補えることになります。 ただし、高齢者では腎臓機能が落ちていますので、体の中のカス(老廃物)を処理するためには若い人より多くの水が必要ですので、より多くの水分補給が必要となります。血液のねばり具合は水分が多いか少ないかによって決まります。高齢者は血管も細く、弾力性も落ちていますので濃縮された血液はなかなか通りにくくなります。

水が不足したら、健康への影響は?

いいえ、補給はしっかりと!!脳血栓や心筋梗塞といった生命にかかわる病気になりやすくなります。これらの病気は真夜中から明け方にかけて発生しやすいのですが、それは睡眠中に水分の補給がなく、血液が必要以上に濃くなっているからです。  トイレに行く面倒臭いとか、つまずく恐れがあるという理由で、夕方から水の補給を控えめにするのはお年寄りには危険極まりないことと言えます。 水分をしっかり補給するというのは、体の新陳代謝を活発にしカスの排出も活発にするということです。

水を飲むのを控えてはいけない?

いいえ、補給はしっかりと!!
水分を積極的に摂ることは、血栓や心筋梗塞を避けるためにも有効です。 トイレに行くのがおっくうだったら「シビン」を利用し、昼間は若者のように「ペットボトル」を持ち歩きましょう。「熱中症」や「日射病」も水分不足が原因です。特に大量の汗をかく夏場は、老いも若きも水分を補給しましょう。

水のかわりにビールとかジュースでいいですか?

飲んだ後に不快感をもたらさない量であれば水分補給になりますが、飲みすぎは糖分なども過度に摂取することになりますので要注意です。  お茶や麦茶は水分として加算できますので安心です。

(毎日新聞-夕刊-(H13.7.18)特集ワイド2 水と体と健康:足利赤十字病院 奈良昌治院長に聞くより)