虚血性心疾患
前に戻る
どんな病気?
心臓は収縮運動をくり返しながら全身に血液を供給しています。心臓の周りには心筋に酸素や栄養を送っている冠動脈という血管があります。  心筋は収縮運動を続けるためにこの冠動脈から血液の供給を受けています。 動脈硬化を起すと、この血管が狭くなったり,詰ったりして心臓へ血液の供給が低下します。すなわち酸素の供給が低下するのです。  このように心臓の心筋が酸素不足を起したものが「狭心症」、冠動脈が完全に詰って心筋への酸素供給が止り、心筋が壊死を起したものが「心筋梗塞」です。 このような病態を「虚血性心疾患」と呼んでいます。 最近では,30〜40歳台の働き盛りの方にも増えています。

どんな症状?
狭心症:
胸全体の症状として,前胸部が圧迫されたような痛みや,胸以外には左肩や頸部がしめつけられるような痛みが出る。みぞおちや喉の痛みが出ることもあります。
心筋梗塞:(急性心筋梗塞の場合)
突然、冠動脈が詰ることにより心筋が壊死を起し、急激に心機能が落ちる。 このため,ショックや頻脈、心破裂などの致命的な合併症を起す危険性が高い。 心筋の壊死が広範囲の場合は、死に至る確率が非常に高くなります。

症状がでたり,突然の発作にどうすればいいの?
治療開始が早ければ早いほど、救命率は高いといわれます。 治療法は確立されており、治療薬も病態に応じて数多くあります。  とにかく一刻も早く病院へ行かれる事をおすすめします。(場合によっては救急車で。 家族の方の協力が絶対に必要です)症状が落ちつけば,外来治療も可能です。 医師の指導や薬剤師の服薬指導を守って気長に治療しましょう。

虚血性心疾患の予防法は?
虚血性心疾患は冠動脈の動脈硬化を前提として発症します。 したがって,動脈硬化を進行させる生活習慣と危険因子をコントロールすることが、一次予防として非常に重要です。 今までは高血圧症が重要視されていましたが、最近では生活習慣の欧米化に伴って高脂血症、肥満、運動不足、喫煙などが重要視されています。

虚血性心疾患の危険因子としては?
@ 喫煙 A飲酒 B高血圧症 C高脂血症 D糖尿病 E肥満 F運動不足 G慢性ストレス H家族歴などがあります。
生活習慣病には、上記のように多くの共通危険因子があります。
規則正しい生活習慣があなたの健康を守ります。
何事においても節制と早期発見に努めることが重要です。