尿路結石のはなし
- 尿路とは?
- 尿路とは,尿がつくられる腎臓から、膀胱にたまった後、体外に排泄されるまでの通路をいいます。
つまり,尿は腎臓から尿管を通り、膀胱にたまり尿道を通って排出されます。
この尿路に石が出きる病気を尿路結石といいます。
石のある場所により「腎臓結石」「尿管結石」「膀胱結石」「尿道結石」という病名がつきます。
- どうして出来る?
- 腎臓はカリウム,ナトリウムなどの電解質を調節する他に血圧の調整やホルモン産生、骨代謝など重要な役割を持っています。
また、尿素、クレアチニンなどの最終代謝産物を尿中に排泄します。
更に尿中にはカルシウム、蓚酸、尿酸、リン酸などの尿路結石に関連する多くの物質を排泄しています。
これらの結石に関連した物質がいろんな条件下で尿路内で結晶化して大きくなったものが「尿路結石」です。
- どんな症状が出るの?
- 腎結石が下降した尿管結石では激烈な痛み(疝痛)をともないます。さらに陰部、大腿内側へ放散する痛みがあります。疝痛のあと尿管より膀胱へ落下した結石はその殆どが尿道を通って体外に排出されます。
腎結石の殆どは痛みがなく、あっても鈍痛程度といわれますが、出来た石の場所によっては尿管結石と同じく疝痛があります。
- どんな治療をするの?
- 1センチ以下の小さい尿管結石は水分を多く摂り、運動をすることで自然に排石されます。また、腎結石の場合は感染がなく腎機能に影響がないと認められる場合は経過観察でも充分といわれます。
石が体外に出にくい場合、痛みが非常に激しい場合や水腎症,腎盂腎炎が合併した場合などは手術などの適応となります。
最近では経皮的腎結石摘出術,体外衝撃波腎結石破砕治療法など新しい治療法によって多くの結石症が治療されています。
- 生活改善をしましょう。
- ●バランスのとれた食事を心がける
●尿が濃くなると結石が出来やすくなるので,水分を充分に摂り,結石が出来にくくすし、結石の自然排出を促す。
●体を動かして、代謝や排泄をスムースに行うようにする。