痛風(高尿酸血病)


痛風・高尿酸血症とは?
- 「痛風」とは呼んで字の如し、赤く腫れた足の親指つけ根に風があたっただけでも激痛が走るほどといいます。言い方はオーバーかもしれませんがその痛みは罹った人しか判りません。治療を放置すると痛みの発作回数も多く、間隔も短くなり、関節が変形したりもします。98%以上が男性で、40〜50歳が好発年齢です。最初の痛みの発作は足の親指つけ根にあらわれます。最近は30台の人にも多くなってきています。
- どうして起る?
- 痛風は血液中の「尿酸」濃度が上昇すると、結晶化して足の親指つけ根などの関節にたまり、痛風発作を起して非常に激しい痛みを引き起します。
(尿酸値が高い状態を高尿酸血症、尿酸塩が原因となって急性関節炎、尿路結石、腎髄質障害などを起した疾患を痛風といいます。)
「血清尿酸値」が7mg/血液1デシリッター中までは正常値で、これを越えると高尿酸血漿」と呼びます。8mgを越えると少し危ない、9mg以上になると痛風発作を起したり、体内の別の臓器に尿酸がたまり薬を使うことになります。
痛風では尿酸が腎臓にも沈着し、腎障害や尿路結石を高頻度に併発します。また多くの患者さんで肥満、耐糖能障害、高脂血症、高血圧などの合併症を伴っており、動脈硬化を促進しやすく、痛風の患者さんの死因では心筋梗塞、脳血管障害、腎不全などが上位となっております。したがって血清尿酸を低下させるだけでなく、これらの合併症に対する治療も、重要となります。
「尿酸」は細胞中の「プリン体」という物質から出来ています。このプリン体が壊れて、肝臓で最終的にプリン体になります。
(尿酸というと尿のことを思いがちですが関係ありません)
プリン体は食べ物中にもあり、牛の筋肉の細胞中にあるプリン体は最終的に尿酸となります。 (そのため、かつては贅沢病の一つと言われました)
そのほかの動物の肉やレバー、魚の臓物などに多く含まれます。
- 治療はどうするの?
- 1.食事療法
@摂取カロリー制限
A節酒
B水分を摂取する
C有酸素運動
Dストレスの解消などの生活改善
2.薬物療法
@鎮痛剤(前兆期、痛みの激しい時期、痛みの回復期)
A高尿酸血漿に対して(尿酸合成阻害剤、尿酸排泄促進剤)等があります。
副作用も服用上の注意もそれぞれ異なります。
かかりつけ医・かかりつけ薬局でよく相談し、服薬指導を守って下さい。